多言語・多通貨 B2B受発注システム構築
登録得意先数918得意先
国内・海外の取引先企業
登録商品数1,519商品
部品から完成品まで対応
受発注対応B2B
見積・発注をワンストップ管理
国内大手ジュエリーメーカーに向け、国内外918社の取引先が多言語・多通貨で利用できるB2B受発注システムを構築した事例です。FAXと手入力を中心とした業務を、見積から発注、基幹連携、出荷連絡までつながるデジタルな業務へ再設計しました。
取引先ごとの掛け率に加え、地金や為替相場によって価格が変動するため、単純なEC化では解決できません。複雑な商習慣を守りながら、紙と転記をなくすことがプロジェクトの核心でした。
プロジェクト概要
業種:国内大手ジュエリーメーカー(B2B)
支援内容:多言語・多通貨B2B受発注システム、取引先別価格計算、地金・為替連動、基幹システムAPI連携
課題と背景
ご依頼いただいたお客様のもとには、国内外の取引先から毎月数万件のFAX注文が届いていました。担当者は手書きの内容を読み取り、基幹システムへ一件ずつ入力。注文が集中するほど、入力と確認に多くの時間が必要でした。
ジュエリーの卸価格は、取引先ごとの契約掛け率だけでなく、地金価格や為替相場にも左右されます。見積時点の条件を正しく反映するには高い業務知識が必要で、手作業による検算はミスと属人化の要因になっていました。
取引先が自ら商品を探し、正しい価格を確認して発注でき、その内容が基幹システムへ自動で届くこと。既存業務の一部をWeb化するのではなく、受注から出荷連絡までを端から端までつなぐDXが求められていました。
- 毎月数万件のFAX注文を基幹システムへ手入力
- 取引先ごとの個別掛け率と相場連動による複雑な価格ロジック
- 見積・検算ミスと担当者への業務集中
- 受発注業務全体のDX化
EFGのアプローチ
商習慣を保ったB2B購入体験を設計
最新ECパッケージをベースに、取引先がPC・スマートフォンから商品検索、見積、発注まで行える専用画面を構築。部品から完成品まで1,519商品を扱える情報設計を行いました。
取引先・相場に応じた価格を自動計算
契約ごとの個別掛け率に加え、地金価格と為替相場をリアルタイムに反映する価格ロジックを実装。取引条件に応じた卸価格をシステムが自動計算し、見積と検算の負担を減らしました。
基幹システムと完全自動連携
既存ERPとのAPI連携により、Web上の受注情報を自動で基幹業務へ連携。受注から出荷連絡までの流れをつなぎ、紙と手動転記を業務フローから排除しました。
成果
918社の国内外取引先が、1,519商品を対象に見積から発注までワンストップで行えるB2B基盤が完成しました。複雑な価格計算と基幹入力が自動化され、取引先の利便性と社内業務の正確性を同時に高めています。
- 918得意先:システムを利用する国内・海外企業
- 1,519商品:部品から完成品までの登録商品
- B2B対応:見積・発注をワンストップで管理
導入後に変わったこと
取引先は営業時間や場所に左右されず、自社の契約条件に応じた価格を確認して発注できるようになりました。電話やFAXによる確認の往復が減り、注文内容も最初からデータとして扱えます。
社内では、注文書の読み取りと転記に費やしていた時間を、例外対応や取引先支援など人が担うべき業務へ振り向けられるようになりました。相場変動と個別契約を含む複雑な業務を、正確かつ拡張可能な仕組みとして運用しています。
継続的な支援
B2B取引は、商品、契約、海外展開などの変化に応じて要件が更新され続けます。基幹連携の安定性を守りながら、新しい取引条件や業務フローへ柔軟に対応することが重要です。
EFGは現在も、機能追加と運用改善を継続的に支援しています。現場の要望を業務とシステムの両面から整理し、受発注基盤を育てています。